コロナ禍の影響もあり業績を落とした2021年3月期から、業績の回復を最優先課題とした「中期経営計画Jump!!2024」がスタートし2年目の2023年3月期には売上高、各利益ともに過去最高値を更新することが出来ました。 全社一丸となり、業績の回復に最大限取り組んだ結果ではありますが、お客様、お取引先様、株主の皆様のご理解とご協力に支えられ事業を行うことが出来た成果でもあり、皆様には深く感謝を申し上げます。

さて、本年度(2023年4月~2024年3月)は、コロナ禍の影響は限定的となるでしょうが、思いもよらぬ方向へ進んでしまった国際情勢により、当社を取り巻く事業環境はより複雑な状況となっているように考えます。 このような状況下、当社がなすべきことは、当社の主力製品であるダイアフラムポンプを中心に世界への販売を一層拡大すること。そして、そのダイアフラムポンプの生産を担う新相模原工場を最大限活用し、これまでにない高効率な体制の再構築に取り組み続けることと考えております。

加えて、将来のヤマダを支える「人財」と呼べる社員の育成にも努めてまいります。 2023年3月に当社の求める人財像を「変化」「お客様志向」「共創」の3つの価値観で定めました。変化に対応し変革・改革を実現する力、組織や個人の枠にとらわれず共創して物事を成し遂げる力、常にお客様に目を向け事業を行える社員を育ててまいります。

「生き残るものは、最も強い種ではない、最も賢い種でもない、環境の変化に最も敏感に対応できた種である。(チャールズ・ダーウィン)」私自身は本年度もこのことを一番に肝に銘じ、激変する環境にしっかりと対応し、これからも益々皆様に必要とされる企業となる努力をしてまいります。

今後とも一層のご支援、ご鞭撻を賜りたく、よろしくお願い申し上げます。

2023年7月
株式会社ヤマダコーポレーション
代表取締役社長  山田 昌太郎