コロナ禍の影響もあり業績を落とした2021年3月期から、全社一丸となり業績の回復に努め、「中期
経営計画Jump‼2024」の最終年度2024年3月期では、売上高、各利益ともに過去最高値を前年度に
引き続き更新して終えることが出来ました。お客様、お取引先様、そして株主の皆様のご理解とご協力に、改めて深く感謝を申し上げます。
そして、本年度(2024年4月~2025年3月)は、当社グループの第100期事業年度となります。
第100期のスタートにあたり、新たなグループビジョン「For the Next Century with YAMADA PRIDE」を掲げ、中期経営計画を三ケ年毎、PhaseⅠ~Ⅲの三段階に区切り、次の100年を見据えて
事業の持続的成長に取り組んでまいります。
現在までの100年の間に培ったYamada Qualityをさらに磨き上げ、次の100年も社会に貢献し続けるグローバルカンパニーを目指します。
国内の主力事業であるオートモーティブ事業は、自動車のEV化などにより市場やニーズが大きく変質していくことが想定されますが、将来のニーズを予想・捕捉し、変化に対応していきたいと考えます。
そして、当社の成長エンジンと位置付けたポンプ事業においては、主力製品であるダイアフラムポンプを世界のさまざまな地域や市場へ供給できる体制を築き、それぞれの地域や市場で求められるQualityをきめ細かく提供していくことで、世界のトップブランドを目指します。
更にグローバル展開を支える生産体制を整えるべく、新相模原工場を次なる段階に進化させ、人にやさしいデジタル活用で生産性を上げていきたいと考えます。
そして、全てを支えるのは「人」。当社の「人財ビジョン」である「変化」「お客様志向」「共創」という3つの価値観を持つ社員とともに次の100年に向けて成長の1年目にしたいと考えます。
最後に、「生き残るものは、最も強いものではない、最も賢い種でもない、環境の変化に最も敏感に対応できた種である。(チャールズ・ダーウィン)」私自身は本年度もこのことを一番に肝に銘じ、激変する環境にしっかりと対応し、これからも益々皆様に必要とされる企業となる努力をしてまいります。
今後とも一層のご支援、ご鞭撻を賜りたく、よろしくお願い申し上げます。
2024年6月
株式会社ヤマダコーポレーション
代表取締役社長 山田 昌太郎